コラム

Column

マツナガがセルロースファイバーの自社施工にこだわる理由

40年前、㈱マツナガの創業者である松永末男(現会長)は、セルロースファイバー事業を立ち上げましたが、当時はまだ高気密高断熱という概念が普及しておらず、セルローズファイバーの認知度も低かったため、当時新築工事での採用依頼を得ることは難しい状況でした。

 

 

 

 

そのため、最初はお施主様の問題解決に対応する改修工事が主力となりました。具体的には、「家が寒すぎる(または暑すぎる)から何とかしたい」といった断熱性の問題や、「2階の生活音が1階に響くのを解消したい」といった音響の問題に対して、セルロースファイバーによる改修工事を提案・施工しておりました。

 

 

 

 

 

多くのそういった住宅の問題は、不適切な断熱施工に起因していることが多く、特にマット・ボード上の断熱材では間柱の筋交い部分や配線・金具回りなどで施工不良が見受けられました。

また床下や小屋裏に潜ると断熱材が外れて落ちてきている光景もよく目にしました。

 

 

 

 

 

一方、セルロースファイバーで施工する場合、施工性が高いので、上記のようなマット・ボード状断熱材では施工が難しい部分でも1㎜の隙間なく施工することが可能です。しかしこのような施工を実現するには断熱施工に関する知識や技術と経験が必要であり、一朝一夕で習得できるものではありません。

 

 

 

 

そのような背景から、㈱マツナガは自社施工にこだわり、セルロースファイバーの施工を行ってきました。私たちは、沈下防止を実現したMSグリーンファイバーの開発、後工程に支障のないシート貼り技術吹き込み機械の開発など、技術と経験に基づく施工方法を磨き上げてきました。また、創業当時から今に至るまで、よりお客様に安心していただくために弊社では施工後に写真付きの報告書も作成してお渡しをしております。

 

 

 

40年の歳月を経て、高気密高断熱の概念が浸透し、セルロースファイバーの認知度も高まりました。㈱マツナガは、これまで培ってきた技術と経験を活かし、これからもお施主様の快適で健康的な住環境の実現に貢献してまいります。

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