北欧視察⑤
断熱屋のぼやき
4日目 恒例朝の散策、今日は軽くしてマルメ城へ。
1、工場や店舗の排気の消臭・洗浄
近隣から苦情が来ているような状況を改善する事が可能。 プロセスはオソン水をシャワーして空気を洗浄し紫外線で排気に含まれている芳香物質を除去、最後に静電気フィルターで処理。この一連の提案が可能で排気の油分85%、匂いは95%除去が可能との事 使用例:船の廃油の精製工場や街中にあるファーストフード店の排気処理等
工業用の掃除機位の大きさの物で完全な殺菌が可能。ただし処理中は人は入れない。 高いオゾン濃度でバクテリアやウィルス・カビを除去。1時間で99.99%殺菌可能。 普通の殺菌と違うメリットは 手が届かない所まで空気の振れるところは全て殺菌可能である事。 残った分は触媒で処理をすることで問題のない空気に戻す。また、オゾンは放置しておくと酸素に戻るので安全性が高い 使用例:病院などで院内感染の問題で完全殺菌をしなければ次の患者を入れられないが、従来方法と違い処理後すぐに入室可能
オゾンを作る技術に付随した技術である高濃度の酸素精製技術を利用。水の酸素濃度を分子レベルの気泡を作る事で92~94%まで上げる事が可能。 魚は90%の溶存酸素濃度があると1か月位生きられるし、酸素濃度が高い事で容器毎りの魚の量を3割増やせる。また水温を4℃位にして魚を半冬眠状態にすると餌が要らない。 結果、船(飛行機で無くても時間がかかっても大丈夫)で通常より多くの量を完全に生きたままで大量に運ぶことが可能 → 輸送コストの低減が可能。
オゾンを使い空気の洗浄をして循環させて使う。主に発展途上国のホテルなどで採用されている。 発展途上国は外気がきれいでないのでこの方式で安全な空気にして供給する。 花粉症はPM2.5にもいいかもしれません。 従来の水+塩素殺菌と違うメリットは、オゾンであれば水の殺菌を兼ね、オゾンは酸素に戻るので処理後の処理が容易である事
とても興味深い技術なので取扱いについて前向きに検討しようと思いました。 特に消臭殺菌の分野は住宅分野を始め広く提案できそうです。
終了後ソーラーウォーマーの製造元へ車で長距離移動。
スウェーデンとデンマークを結ぶ世界最長の橋から見える風力発電。デンマークは国策として風量区発電を推奨したためこの後も風車が相当数立っていました・
そして実はこの日の宿は、スケジュールがどうなるか解らなかったので予約しておらず行き当たりばったりだったのですがキリのいい所によさげなモーテルを発見。飛び込みましたか結構良いホテルでした。