太陽光発電だけが全てじゃない(笑)
断熱屋のぼやき
昨日東大の産学協同プログラムの講演会に参加してきました。私がずっと思っていた事でそこで発表された、「太陽光発電をなぜそこまで住宅に載せる必要があるのか?」ということです。
もちろん駄目とか意味ないとは思いませんが、今の全世帯の屋根に無理矢理太陽光発電を載せるという世の中の流れについて、景観上、メンテナンス上、効率上そんなにいい事なのかと思います。一軒一軒の家の上に乗せて売電なんて制御しづらいシステムを構築するつもりならその分をメガソーラーにして、そこに基金として自然エネルギー促進の投資としてリターンされる仕組みにした方がいいのではないかと思います。一軒一軒の住宅はトレードオフのような形で太陽光発電を乗せたのと同じ補助や助成の適用をすればいいのです。
太陽光発電を乗せる選択肢があるなら、そもそも発電する以上のエネルギーを使わないようにする方が早いです。スマートハウスを旗印に災害時の非常電源としてもうたわれていますが費用を考えるとそこまで役に立つとは思えません。そんな費用があるなら電池や食料・水のストックなど山盛りできます。
一方、経済対策・効果という観点もありますが、近い将来中国製の発電パネルに置き換わるであろうことを考えるとそれも??です。
太陽光発電を否定するつもりは全くありませんが太陽光発電ありきの現状には少しほかの方法もないのかと模索してしまいます。
最後に、太陽利用といえば熱という選択肢もあります。太陽熱はただ動かすのが大変なのですが作るのも貯めるのも容易です。一方太陽光発電は移動するのが容易ですが作るのも貯めるのも大変なのです。