ドイツのエネルギーパスで思う事
断熱屋のぼやき
今日、エネルギーパスを提案しているグループのセミナーに参加してきました。こちらの団体はいわゆる住宅の燃費を表示しているドイツのエネルギーパスの制度を利用して日本でも普及させようと頑張っているようです。今日の話の中で改めて感じた事は、日本ではこの20~30年エネルギーの価格(燃料代)が上がってこなかったが、発展途上国のエネルギー使用量が激増してくる近い将来はその安定していた価格も上昇することは間違いないという事です。解り切っていたことではあるけれど、特に先般発生した福島原発を境に急速にエネルギー問題はクローズアップされています。
またもう一点紹介したいのは、ドイツのエネルギーパスの有効期限は10年間との事。当然設備の更新があることを見込んでいるようです。更新の時性能の悪い設備を入れてしまうとその性能は当然でないからです。日本でも設備の省エネルギーが評価に入っていますが、そういった意味でも設備は後で更新が必ず必要なのだから駆体の性能をまず上げることが重要だと思います。
日本の省エネ政策ももっともっと頑張ってほしいものです。