省エネ法改正(内容)③
断熱屋のぼやき
では各項目毎にどんなことをすると省エネになるのでしょうか?見ていきましょう。
◎暖房エネルギー
まず、駆体の断熱性能と熱交換換気の有無で消費エネルギーが大きく変わります。 熱交換については寒冷地でその効果が大きいですが温暖地では効果は少ないです。熱交換型は実は後で出てくる換気のエネルギー消費では増エネになってしまう為(ファンを2台使うため)、その分を差し引いて考えなければいけません。なので寒冷地ではそれなりの効果がでますが温暖地での効果はあまりでないのです。
そして設置する暖房設備を選択するのですが、それぞれの熱源(エアコン、ガスや灯油、電気)に対し一般的な物と高効率の物がありそれを選択します。電気ヒーターはランニングコストは安くても効率は悪いのでCO2削減からは不利になっています。 性能を上げるのに駆体性能を優先するか、高効率な設備を優先するか、両方やって頂点を極めるか分かれますが、 設備は10年で更新が必要なのに対し、断熱性能をあげた場合は建物のある限りその効果をずっと享受できます。あなたならどちらを選びますか??
◎冷房エネルギー
こちらも断熱性能と今度は換気ではなく通風効果の有無を選択します。熱交換は冷房では効果が殆どないと言う事なのです。 通風はエネルギーを使うことなく僅かでも省エネになるので是非工夫したい項目ですよね。
設備はエアコンのみです。ですので高効率を選ぶか?以外は駆体性能のみが影響するといっていい項目です。
※冷房エネルギーって思ったより小さいと思いませんか?
◎換気エネルギー
単純にファンの消費電力です。熱交換より非熱交換、DCモーターを採用するとさらに省エネとなり単純な選択肢となっています。
参照HP省エネの新基準http://ees.ibec.or.jp/index.php