東海道53次2015〜2016③
断熱屋のぼやき
一路坂下宿へ向け山道へ。最初にある西願寺
途中右手に見える筆捨山。この山の名の由来は画聖狩野元信がこの山の景観に惹かれて筆をとったが、激しく変化する天候に追いつけず、ついにあきらめて筆を投げ捨てたという言い伝えからきている。
ひたすら山道
筆捨地区へ到着。立派な建物
松尾本陣跡。初日は亀山から公共交通を使うためにここまでで一旦帰る。バスは無いのでタクシーにて駅へ帰り宿へむかいました。
【2日目】2015.12.31
さて2日目!翌日の朝はバスでここまで来れる。
バスを降りた所が松尾本陣跡、大竹本陣跡、梅屋本陣跡、小竹原脇本陣跡と石碑だけが続く。
松屋本陣の玄関が移されている法安寺。
立派な石垣が
岩家十一面観世音菩薩の石碑。自然の岩窟を利用してたてられたお堂
片山神社の参道を入る。うっそうとした杉木立をすすむ。ここがかつての古町で坂下宿だったが1650年の大水害で移設された。ところどころに石垣が残る当時を偲ばせる。
ほどなく片山神社に到着。
ここからは鈴鹿峠に向けつづら折りのすごい山道が。
国道をくぐり広場がひらけた所に鈴鹿峠を行き来する馬の水飲み場跡がある。
途中鏡岩に寄り道。鏡岩は珪石が断層のズレによりこすられ、露出面に艶が出たもの。昔峠に住む山賊が街道を通る旅人の姿がこの岩に映るのを見て待ち伏せたという言い伝えから、「鬼の姿見」とも言われていた。なお明治元年の山火事で鏡面の輝きは失われてしまったという。
峠を超え広い平地が広がり程なく大きな万人講常夜燈。そのままこんどは緩やかに下り気温は0℃とちと寒い