東海道53次2015〜2016⑥
いよいよ石部宿へ。横田橋を渡った所すぐにある三雲駅を過ぎ、大佐川隧道と由良谷川隧道。旧東海道筋には3つの隧道があり3っつ目の家棟川隧道は1979年に家棟川の平地化に伴い姿を消したそうです(3枚目)。
大佐川隧道の堤の上に弘法杉。 樹齢750年、樹高26m、周囲6m 元は2本の杉が並列していたのが洪水のため 堤防が崩壊して1本が倒れ現在1本に。弘法大師が、この地方を通過した時、 二本の木を植えたとも、また食事をしたあと杉箸を差しておいたのが 芽を出したとの説がある
三雲城跡も気になったがかなり離れるので諦めた。
夏見一里塚と夏見の町並み
北島酒造、高木陣屋跡、八島寺地蔵堂、落合川を渡り、石部宿へ入っていく
宿に入ると高札場跡、石部城跡、問屋場跡、常磐館跡、児島本陣跡を順に過ぎる。小島本陣は大名のみならず明治天皇も宿泊されたとの事。
石部宿の終わりに近づいたところで道が右に折れて石部宿を後にする。
石部宿を過ぎてある金山跡の辺りは1682年の大洪水で流出して可原になってしまい、1685年に新道が山の中に移転された。しかしその距離が長いために1871年に旧道が整備され今の東海道が復元された。なので金山を挟み新道と旧道が混在している。
新善光寺へ向かう参道
重要文化財木造地蔵菩薩立像。何気なくよってみたが結構立派。たまたま住職と話す機会があり、この立像実は以前盗まれた事があったが見つける事が出来て戻ってきたとの事、それ以来防犯をしっかりすることにしたとの話で重要な物を保管するのも大変である。
立派な建物と「旧和中散本舗」の石柱。和中散とは生薬を粉にした胃腸薬で道中薬として売る商家で、石部と草津の中間にある宿として栄え茶屋本陣にもなっていた。国指定の名勝大角氏庭園もある。
一里塚と江戸時代のガイドブックに記載されていた六地蔵村の様子。
手原駅に近づいたところでまた風情のある建物。手原醤油顕彰碑を経て稲荷神社。3日目も手原駅近くのここで終了。