温度差のない住環境はヒートショック予防
断熱屋のぼやき
昨年、東京都健康長寿医療センター研究所から「冬場の住居内の温度管理と健康について」提言が発表されました。
入浴中に急死する高齢者数は、冬場は夏場の 11 倍にもなり、主な原因は脱衣室・浴室等の温度低下による「ヒートショック」によるもので、急激な温度変化が原因でなくなる高齢者が少なくない。この予防に住宅の断熱改修によって室内を暖かくすることで効果があるとして適切な温度管理を呼びかけています。
(下のグラフで冬季に発生件数が多くなっているのがわかります)
また、居室の断熱改修が睡眠やアレルギーの症状・血圧の安定化などに良い影響をあたえることにも言及され、温かい居住環境が良好な健康状態に結びつくことを示すデータを紹介しながら紹介されています。
このように断熱は健康に与える影響も大きいので、是非、重要な位置づけで検討していただ着たいと思います。
スマートウェルネス住宅研究委員会(健康維持増進住宅委員会から名を変え昨年スタート)を筆頭にこれらの研究が進み、このようなデータや提言が増えて来ると思いますのでまた情報発信させていただきたいと思います。