フランス展示会&MSデマンド換気システム視察ツアーアテンド①
先日、南雄三先生の企画するツアーの技術視察部分のお手伝いでフランスに出張してきました。
ツアーの研修先として1日を使い、弊社が輸入販売させていただいているアエレコ社が製造しているMSデマンド換気システムの工場視察とセミナー及び、アエレコ社が研究開発に深く関わっているCSTBというフランスにおける半官半民のいわゆる建築技術研究所のセミナーを企画させていただきました。
私自身はツアーには参加していないので現地で合流すべく一人で移動。
そこで今回洗礼を受けてしまいました。
何度か来ているパリだったので、何も考えずシャルル・ド・ゴール空港を降りて電車で移動したのですが、なんとなく電車の中の雰囲気が暗く場違い感を感じていました。
日曜日の夕方だったのでスーツ姿でかつスーツケースを持って歩いている私はなんとなく浮いているような気がしていました。後でよく考えてみると電車の雰囲気がとても暗かったです。
そして北駅での乗り換えの時です。後ろから黒人の人が「シットされているよ」と教えてくれて(実は仕込まれていたようですが^^;)背広の背中を見たらなんとつばを吐きかけられていたのです。
頭の中が真っ白になり、何か悪い事したかな?ととてもブルーな気持ちに・・・回りにいる人間全てが信じられない気持ちになり、まずは周りに人がいない踊り場に移動して、そのつばをティッシュでふきました。そうしたら若いお兄ちゃんがカードを見せながらこのカードはどうやって使うのかと私に質問しに近づいてきました。すでに周りの人全てに狙われている感を感じていたので誰にも近づいて欲しくないので、わざと日本語で「そんなの分からない!!」「近づいてくるな!!」と叫びながら急いでその場所を逃げるように去りました。その場を離れてもやはり付けられているような気がしてしばらく駅の中をさまよいました。
結局頭の中がぐちゃぐちゃになり、電車の乗り換えをゆっくり調べて考える余裕はゼロになってしまったので、結局そこから安全なタクシーで移動しなんとか無事ホテルに到着することが出来ました。
翌日現地のガイドさんにこの保無しをした所、「それはスリかひったくりのたぐいでしょう」と言われました。つばを吐きかけられてスーツを脱いで拭き取ったりなにか気が他にそれるようなことをして、その隙にスリをしたりひったくったりするそうです。夏なんかだとアイスクリームをこぼされる事もあるようで手段は様々だそうです。そういえばその後すぐに若い兄ちゃんがカードのことで質問に私に近づいてきましたが、あれがそうだったんだな〜、正に危ない所だったようです。原因がわかってつばを吐きかけられて思いっきりブルーになっていた気持ちも晴れました。
フランスではこの空港線という電車はそういった事のメッカでよくある話だそうで、安全を考えるならタクシーかオペラ座まで出ている空港バスに乗るのが一番安全で良いそうです。
次回からはそのバスを利用しようと固く決意をし、今回の帰りからそのバスで帰りました。
みなさんもどうぞ海外では気を付けてくださいね^^